業務内容

保全部門

水力発電・送変電設備の保全

 保全部門では、水力発電設備、及び送電線・変電所などの電力輸送設備を構成する様々な機器(発電機、変圧器、遮断器、保護装置、送電鉄塔など)の状態を確認するため、設備巡視や定期点検を行っています。また、設備の不具合があった場合は修繕を行い、設備を健全な状態に保ちます。
 保全部門は、本社保全部のほか、支社、事業所、工務所の保全担当部署から成っており、本社保全部の統括(全社的な保全方針策定、保全技術高度化の検討等)のもと、九州電力エリア内の対象設備(水力発電所、変電所、開閉所約700箇所、送電線こう長約8,400km・鉄塔約28,000基)について、当社の各事業所が分担して設備保全を行っています。

遮断器内部の点検

遮断器内部の点検

ヘリコプターによる送電線の巡視

ヘリコプターによる送電線の巡視

送電鉄塔・がいしの点検

送電鉄塔・がいしの点検

保護装置の点検

保護装置の点検

保全業務高度化への取組み

images/photo09l.jpg 当社は、設備保全を通じて電力の安定供給に貢献するとともに、保全コストを必要最小限に抑え、電力供給コストの抑制に貢献することも重要な使命です。
 このため、機器の劣化状況を正確に診断し、使える機器や部品はできるだけ長く活用しつつ、不具合が生じる前に適宜交換や修繕を行うといった、効率的な設備保全が求められています。
 保全部門では、これまでに蓄積してきた膨大な点検データの分析を行い、科学的な余寿命診断手法の確立や点検周期の見直しに向けた検討を進めています。

 また、通常は人が昇って目視で行っている送電鉄塔や碍子(がいし)の点検について、ドローンを活用した遠隔点検を行っているほか、画像解析技術(電線点検の動画データから背景を除去して電線のみ抽出する技術)およびAIを活用して異常を検出する技術を用いた設備の劣化診断手法の開発にも取り組んでおり、一部試験運用を行っています。これらの技術が本格的に確立されれば、より容易かつ確実に設備の劣化状況を把握することができ、大幅な省力化が可能となります。
 当社では、これらの新技術を活用した業務の省力化・高精度化に今後も積極的に取り組んでいきます。

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