保全業務へのドローン活用
2016年4月よりドローンの活用をスタートしました
当社は、2016年4月より送電線の設備点検や電気事故時の事故点発見等を目的にドローンの活用をスタートしました。
2016年4月に発生した熊本地震においては、人が立ち入れない箇所の被害状況の把握などでドローンを活用し、電力の早期復旧に寄与しました。
適用業務の範囲拡大ため、様々な検証試験を継続して行っています。
社員は操縦資格を取得しています
当社では独自の操縦者育成カリキュラムに基づき、入社2~3年目の若年層やベテラン層を中心にドローン操縦者を年間30名程度育成しています。
操縦者育成は、室内用小型機で練習しながら、各ステップで検定試験を行います。
その後、実機のファントムの操縦検定と知識検定試験を経て、ドローン操縦者の資格を取得します。
- 実技:「室内用小型機」、「実機」での飛行訓練、検定
- 知識:「航空法等の法規」、「機体仕様等の基礎知識」、「社内ルール」を習得、検定
これまでに社員約160名がドローン操縦資格を取得しています。
知識検定
設備点検用のドローンを保有しています
[遠景]
[ズーム撮影]
[赤外線カメラ]
運用基準(ガイドライン)を制定しています
色んなメリットがあります
以下のメリットがあります。
- 墜落や感電のリスクがなく作業の安全性が向上します。
- 通電状態のままで電線類の詳細点検ができます。
- 作業者の体力的負担が軽減します。
- 4Kカメラにより設備の点検精度が向上します。
- 各事業所に操縦者がいるため、スピーディーに対応できます。
- 大型ヘリコプターに比べ安価で仕事ができます。
マスコミでも紹介されています
これまで、様々な新聞やTV等で当社におけるドローンの取組みが紹介されています。
新聞報道
- 2016年03月24日 「電気新聞」 送電線保全にドローン
- 2016年03月30日 「毎日新聞」 送電線点検にドローン
- 2016年04月05日 「朝日新聞」 送電線点検ドローン楽々
- 2016年04月30日 「電力時事通信」 ドローンを用いた送電線の点検を開始
- 2017年01月03日 「西日本新聞」 ドローンで送電線点検
- 2018年02月07日 「日本経済新聞」 送電網保守に新技術(ドローン使い撮影)
TV報道
- 2016年09月10日 「TVQ ぐっジョブ」 空の産業革命・ドローン 九州で広がる驚きの活用術とは!?
- 2017年12月27日 「RKB 今日感ニュース」 多分野で活用広がるドローン導入の背景は?
論文発表・セミナー講演
- 2016年10月10日 「電気評論」 送電線保全でのドローン活用
- 2018年9月13日 「オーム社特別セミナー」 電気保安実務におけるドローン導入と活用
- 2021年11月30日 「エネルギーフォーラム」 ドローン導入による送電設備保全業務の業務改革